性暴力行動を変化させたい男性への支援

もふもふネットでは、性暴力行動を変化させたい方への個別面接・グループ(道場)、意見書作成等による支援を行っています。お申込は、ご本人から直接メールでお願いします。未成年の方は、保護者からのお申込も可能です。

 いずれの場合も初回は個別面談にて今後について相談させていただきますので、以下の事項を記載の上、mofumofunetsogo@gmail.comまでご連絡ください。担当者から折り返しご連絡の上、来談日時の調整をさせていただきます。

 お電話、Zoom等での相談は承っておりません(2回目以降の面接に限り、事情に応じてZoomでの実施も検討いたします)。

 意見書については、ページ下部に詳述しています。 

 

【メール記載事項】

  1. お名前(ニックネーム可)
  2. 申込者のお立場(本人、父、母、等)
  3. ご本人の年齢(少年と成人で担当が分かれますので、10代、20代等年代だけでもご記載ください)
  4. 簡単な来談理由(罪名や行為名など簡単で結構です)
  5. お住まいの都道府県
  6. 現在の状況(特になし/保釈中/執行猶予中/刑務所出所後/審判待ち/試験観察中/少年院仮退院後 等)
  7. 少年院入院歴/刑務所入所歴 (あり(ありの場合は回数も)/なし)
  8. 障がいなどの有無 ある場合の診断名

 

【面接形式】いずれも90分

 ★ご本人が未成年の場合:原則スタッフ2名で、ご本人と保護者から別々にお話をうかがいます。

 ★ご本人が成人の場合:スタッフ1名で対応いたします。特段の事情がない限り、お一人での来談で差し支えありません。

 

【料金】 

   スタッフ1名での面談 10,000円

   スタッフ2名での面談 15,000円

 

注)携帯キャリアのメールアドレスをお使いの方は、PCからのメールが届くように受信拒否設定などを確認しておいてください。こちらからのメールが届かないことがあります。

 

注)未成年の場合は保護者等からのお申込も承っておりますが、成人の場合は特段の事情がない限り、ご本人からのお申込のみ受付させていただいております。

もふもふ道場                      性暴力行動を変化させたい男性のためのグループ

もふもふ道場では、性衝動そのものは自然なものとみなしていて、それを低減することではなく、暴力的・犯罪的な性衝動に気づき、自己統制していく力とスキルを身につけることを目指します。つまり、性的興奮のパターンを変えることです。そのために、①性暴力行動を支えている非機能的認知や回避すべきリスク状況について学びます。②性衝動を社会的に認められる形で充足するには、他者との欲求や感情の調整をすることが鍵であり、自他の感情に気づき尊重することや、対等で相互的なコミュニケーションの力とスキルを伸長すること練習をします。③最後に、性犯罪行動を回避するだけではなく、自分の本当の望みを実現していくことに目を向け、自身のよりよい人生プランを含んだ再犯防止プランをたてます。

 

「道場」と名付けたのは、自発的な訓練の場だからです。性暴力行動は、支配‐被支配の関係であり、治療者‐被治療者といった縦の関係以上に、仲間同士の対等な横の関係を練習することが大切です。またとない練習の場であるグループを活用し、安心・安全な関係を作り、その中でともに「感情の筋肉」を鍛えましょう。性暴力の治療教育は、医者に行けば薬で治してくれるとか、修理工場に車を出せば機械工が直してくれるというたぐいのものではありません。むしろ山登りやスポーツの熟達に近いものです。ガイド・コーチ役を務めるのは、月組が藤岡、タミロウ、花組が金、益子、星組が毛利、タダシ、空組が安藤、松沢、山組が濱尾、Kです。藤岡、金、毛利、濱尾は、公認心理師で、矯正施設や社会内での性犯罪行動を持つ人々の治療教育に長く携わっています。益子、Kは精神保健福祉士で、地域生活定着支援センターなどで触法障害者の支援を実践しています。タミロウ、タダシは回復者です。松澤は、元教員です。ガイド/コーチは、方向や「型」は示しますが、実際に歩いたり練習をするのはあなた自身です。

 

メンバーにもガイドにも守秘義務とその限界が課せられます。お互いに守らなければならない約束事等については、事前に個別面談を行って詳細に説明します。その上で、双方が同意をして契約を交わしたら、グループに参加していただきます。

 

 はじめて道場に参加する際は、基礎講座(2時間を4回)受講していただきます(詳細ははページ下部参照)。基礎講座では、①リスクと思考の誤り、②行動ステップまたはサイクル、③感情とコミュニケーション、④被害者理解、⑤グッドライフといった基本的な知識を学びます。

 

 道場は、最低12セッション(1日で2セッションなので6か月)の参加が求められます。12回で1クールを終え、必要があれば継続します。本人と相談しつつ卒業の時期を判断、決定します。道場では、日常生活を振り返り、今、重要なことを自由に話し合い、理解と実践を深めることを中心に行います。

  

【グループの種類】 

  •  第一道場(月組) 少年対象 

     スタッフ:浅野、坂東 原則第1日曜日、午後130016:00

  •  第二道場(花組) 成人対象 

     スタッフ:益子、金    原則第2日曜日、午後13:00~16:00

  •  第三道場(星組) 成人対象 

     スタッフ:毛利、タミロウ  原則第3日曜日、13:0016:00

  •  第四道場(空組) 成人対象 

     スタッフ:安藤、松澤   原則第4日曜日、13:0016:00

  •  第五道場(山組) 少年対象 

     スタッフ:濱尾、喜多   原則第1土曜日13:0016:00

  ・ 第六道場(川組) 成人対象 

     スタッフ:藤岡、日野 原則第4土曜日、13:00~16:00

 

【料金】

  1回(3時間) 6000 

道場基礎講座について

 はじめて道場に参加することになった方々に、はじめに4回受講していただき、知っておくべき基本的知識について学習するための講座です(担当:藤岡・毛利)。

 通常の道場では、日常生活の雑草のチェックや衝動コントロール、グループごとに必要なテーマで進めます。基礎講座は、その前提として知っておいて欲しいことを最初にお伝えします。また、つながった当初は再犯リスクも高いことがあり、基礎講座を加えることで当初の参加頻度を増やしています。

 なお、それ以前から道場に参加しておられる方もご希望があれば、基礎講座にご参加いただけます。メールで、あるいは道場の担当者にその旨、ご一報ください。

【内容」

 ① 第1回4つの壁とグッドライフ 

 ② 第2回非機能的認知 

 ③ 第3回犯行パターン 

 ④ 第4回被害者 

 

【日程・料金】

  原則第1&第3日曜日 10:00~12:00

  4000円

 

 

弁護士・支援者の方へのお願い

 トラブルや行き違いを避けるため、相談のお申込みについては、ご本人が未成年の場合は保護者から、成人の場合はご本人からのメールをもって受付させていただいています。保護者/ご本人から連絡していただくようお伝えください。

2023年度(23年4月~24年3月)の基礎講座&道場のスケジュールです。

意見書、入口支援/出口支援について

 逮捕から裁判、確定までの入口支援(情状鑑定のための心理テストの実施、意見書の作成等)および施設等から社会に戻る際の出口支援(生活プランの作成、ネットワーク作り、就労支援など)については、個別にご相談に応じます。

 意見書の作成は、基本的に、保釈中などで、ご本人が「もふもふネットオフィス」に来談できる場合にかぎらせていただいています。時間と労力の多寡によって異なりますが、すでにアセスメントできていて意見書作成のみ、あるいは簡易版であれば50,000円からです。特別な事情により、拘置所等への面会等によるアセスメントをお引きけする場合には、300,000円から+交通費実費となります。出廷による情状証言は原則としてお引き受けいたしません。

 

ケースワークは、1件につき、20,000円+交通費実費、他機関につなぐ際に必要な情報提供書作成は、30,000円からでお引き受けします。

 

その他、ご要望に応じて対応を検討させていただきますので、メールにてご相談ください(mofumofunetsogo@gmail.com)。